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歴史的スモールステップ

コスモスたんまり・・・。

NEC_2088.jpg

本格的に秋ですねぇ。しみじみ。
さて、ようやく「楽譜棚」がなんとかなりまして
いえ、ここは生徒ちゃんの曲選びもあるので来週にはまたひっくりかえす予定ゆえ
『なんとか』なのは数日間だろうけれど(・・・たはは・・・)
ようやく「楽書本棚」のほうに突入。
これまたお久しぶりに、某御大「ピアノ奏法の○●」を読み返して
(だからそーゆーことしてるから、はかどらないっ・・汗)

「あら、此処にちゃんと書いてあるのに・・・」
と思ったことがあるので自分への備忘録として書いておきませう。

冒頭。「練習の方法」という項目。
ここね。
NEC_2079.jpg
そこ(右下→)にあの印象的なイラストがあるわけです。
悪名高き「ハイフィンガー」と呼ばれるあれです。
でもその「前」に。「さまざまな手の問題を抱えている人へ」
という一文があるのです。たとえば、これらのような
NEC_2105.jpg

NEC_2104.jpg

このように「なってしまう」ことを防ぐために、
次の項目として「練習方法」があるわけで。
さて「なってしまう手(好ましくない手)」にはもうひとつ。これ。
NEC_2106.jpg
ちょっとご本から書きぬきましょう。
「爪が鍵にあたるような形は絶対に避けなければならない。
 これは指先の力が重心をそれて、まったく音の効果を失ってしまう」
「時に垂直にあてる注意をすると行きすぎてこういう形で練習している生徒がいるが
 これは伸び加減の手よりもっと悪い」

そして最終的に「めざす形」のイラストとして
これ。
NEC_2078.jpg

ここまでにて、コルトー・ギーゼキングと「同時代」の人として
「かくありたい。かく次世代を育てたい」と思われたことが、やっと伝わる。
一部だけ切り取って流布されることの怖さ。
言葉で音楽を伝える難しさ。。。。(ため息)
さて上の理想的な手で、これを練習すべき。という譜例。
(あまりに古く楽譜が見えなくなっちゃうので、これは別な楽譜からの抜粋)
NEC_2082.jpg
此処まで来て「なあんだ」というか「やっぱり!」というか。
つまり、コルトーメソッドだったりバーナムだったり
バルトークだったり。たり。たり。たり。
20世紀に発行されたさまざまな「メソッド」の先駆け。
だって御大はイーヴ・ナットの高弟なわけで。そりゃそうね。
こうして「このように」と詳細に「言葉で」示していく。

これはとてつもなく細かい「スモールステップ」。
このあたりから、さらにこまかい枝分かれを繰り返して
音楽教育は「一般に流布」できるものになったのだと思う。

ここから考察を進めて、ひょいっと「たどりついた場所」

例の「たまごを持つ手」ですけれど。
アタリマエだけど楽器演奏のおける「手」とは「静止した形」ではない。
「動きの途中」に「たまご」に見える瞬間はあろうけれど
おっしゃりたいのは形よりむしろ「気持ちの問題」なんじゃ?と。
乳児・幼児(2歳くらいまで)に卵を持たせたらどうなる?
「にぎっ!!!!」とつかんでつぶしてしまう。
「やさしく持って」といったら今度は力を抜きすぎて「持つことができない」

たまごを・・・『持つことができる』・・手!!!!!!!
たしかにそう。なんと的確でしかも「子供にわかりやすい表現」なのか。
だとしたら、「準備として置いた手」は↑の「理想の形」であり
「ホロヴィッツ的に伸びた指(←伸びきった指でなく!)」であり。

そんなわけで
上で言う「重心をかけそこなう」ことを防ぎたい。
小さな手で効果的に音をつかまえる。そのための「必要」
もちろん。「その子にとって、その体が必要なら」だけど。
(御大ご自身は巨漢にして巨大な手の持ち主でいらしたし・・ね 爆)

もちろん!必要なのは「必要な音を必要なときに紡ぎ出す」ことなわけで。
モーツァルトくんも言っているけど(@彼の日記ね)
「どうやって弾くかって?ほしい音を出してくれるんなら鼻で弾いたっていいんだよ」
あはは。そりゃそうだわ♪

この本は「必要な人」のための助言の書」。
「できない子供はいない。できない教師がいるだけ」
とおっしゃっていた人々の指し示す道。


「型に入り、型より出でよ」[風姿花伝)


厳格な「箱」として、其処にいてくださる存在がある。
だからはじめて逃亡も反抗もできるのかもしれない。
のれんに向かってじゃ、反抗できないもの~(爆)

とまぁいろいろな思いをめぐらせて
私はいま「此処」におります。
「此処」・・だなぁ。ほほぅ。。と納得しつつ
で?????ともう一度あたりを見回す。

「此処ってどこ?私は誰?」・・とね。(これこれ 笑)

「此処」とは・・・・
ほんとうのところ、いったい「何処」なのか?
それをきめるのもまた、自分の心なのだろう。

↑のような日本独自の「スモールステップ」。
次世代に限りない夢をいだいた先人の知恵。
なにが必要で、なにがよけいなのか。
ひとりひとりみんな違う。
そして、それぞれ違っているのは「いい」けれど
「みんないい」わけじゃない。
「こっちだ!」と指し示すには、本当に勇気がいる。
「それでいいよ」と言っていたほうがずっと楽だもの。
でも、そうしてくださったから立ち上がることができたのかな。
きっと「其処」から「此処」への道は始まったのだろう。

ただ・・そのやりかたは「みんな」に通用しない。
そういう場所「此処」に、今私はいる。
それでも「それぞれの必要」にふさわしいように
スモールステップを創り、いっしょに考えようと思える。
それはいつかどこかで教えていただいたからだと思う。

さて、「此処」をぐるりと見まわしてみよう。
どこから始めよう。どこからなら始められるだろう。
とっても「たしか」で、
でもおなじくらいの「たしかさ」で不安定な
不思議な「此処」(ぷよぷよぷよ・・・・笑)

そこがどんな場所であれ
「此処からでも歩けるみたいよ」って
だれかに伝えられたら、とっても素敵。

と、まあそんなわけで
今日もブログを書いたりしているわけです。

・・・なるほどね?で・・おかたづけは?

NEC_2087.jpg

♪あははははは~~~(←あ!逃げた!)


注:スモールステップ→「イマドキ」の教育用語。詳細はご検索を♪
注:「此処」「箱」への「思考の鍵」は海岸通りでひろったと思われます♪

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プロフィール

音夢鈴ーねむりんー

Author:音夢鈴ーねむりんー
ねむりんチャンネルへようこそ!
なりわい:鍵盤屋
     (ぴあにすと)
生息場所:音の棲む場所 
     
基本クラシック奏者。
時として企画者。
あるときは脚本書き
たまにさすらいの吟遊詩人
気がつけば
てあそびナビゲーター?!
しかしてその実態は!!!!
・・・銀猫同居人である。

画像は御友達描くところの
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