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無言歌をうたう

皆様、お暑うございます(いや、ほんとうに!)
二色ウツギの花も満開です。
はなはいろいろ
5月末でこんなだったら
真夏はどうなることか・・・(おろおろ)
しかも、すでにしのびよる梅雨の気配も・・
いやああああああ!(叫んでどうするっ!)

さてさて、
ちょっと気分転換にでも~
ということで
海風香る涼しげな音楽をば♪

Easy Listning(イージーリスニング)
という言葉を聴かなくなって久しいです。(私だけ??)
個人的な感じ方かもしれませんが
「業界」としてそういう分野がとだえたのでなく
楽器編成やらアレンジ方法やらで、細分化して分類されてしまって
もはや、なにがなんだか。。。ということのような気がします。
(ロック方面のカテゴリー分けは、私などにはさらに「謎」です。)

さて、そのイージーリスニングが
レコード店の一角を占めていた時代。
この方の人気もまたすごいものでした。
エーゲ海の真珠


とても良く知っている曲でしたのにこれに原曲があり、
しかも歌詞もあることを最近知りました(あらびっくり!)
P・モーリア版はいわば「無言歌(ことばなき歌)」
としての表現だったのね。

原曲はこちら
「ペネロペ」

【歌詞大意】

ペネロペは栗色の革の財布を持ち
ハイヒールの靴を履き
日曜日の晴れ着を着て
プラットホームのベンチに腰かけ
扇子を動かしながら
一番列車がくるのを待っている

村のうわさでは、ある旅の男が春の夕暮れ
彼女の時計を止めたということだ

・・・中略・・・・・

村のうわさでは、あの旅の男は戻って来て
みどりの松のベンチに座っている彼女を見つけ
ペネロペと呼んだという、僕の忠実な恋人よ、僕の安らぎよ
心の中で夢を折るのはもうおよし
僕をごらん、僕は君の愛している男だよ、僕は戻って来たよ

彼女は過去に満ちた瞳で彼に微笑んだ
彼女の顔も肌も、おんなじゃなかった
あなたは私の待っている人じゃありませんわ
彼女は栗色の財布を持ち
ハイヒールの靴を履き
駅に座り続けていた。ペネロペは・・・・


あら・・涼しげどころか、なんと情熱的な内容。
狂おしい悲恋の歌だったのね?知らなかったわぁ。。。。

で・・「真珠」っていうのはどこから??(ぴよぴよ)
てっきりR・シュトラウスの「アルプス交響曲」のような
「情景スケッチ音楽」だと思っていました(反省!)
私・・・原曲のほうが好きかも・・(もごもご)

さて、「ことばなき歌」としては
「無言歌」というピアノ曲集を作曲したメンデルスゾーンが有名
彼自身、言葉にできない感情(思い人への伝言)を「とある曲」にこめていた。
というお話は、はるか前に書いたように思います。
(あれ?楽天の頃でした??記憶があいまい~??←これこれっ)
ほかにも「うたのテーマを別な楽器で」というのは古くからある手法。

この手法を使った「うたの伝搬」として、もひとつ。
「日本の歌が世界へ」の大成例がありましたね。
「上を向いて歩こう」→「スキヤキソング」という。

アメリカの楽団が来日時に耳にとめてビッグバンドで紹介。
後に各国でそれぞれに歌詞がつき・・というパターン。

↓は各国で訳されたものを
原詩の作者である永さんが再度和訳なさったものらしい。
(某所より借用)

<亜米利加>
 あなたなしの初めての夜 
 暗闇は隠してくれる
 この涙 伝う頬 一人歩きの夜
 あなたとの愛の日よ
 あなたとの思い出よ
 あなたなしの初めての夜 
 暗闇は隠してくれる
 噛みしめた 唇を 
 一人歩きの夜


<仏蘭西>
 星が降る夜は月も微笑み 
 目を閉じて君を抱きしめ
 お姫様 王子様  
 踊るワルツ あまく
  
 キラキラと二人だけに
 星の雨 降りかかる

 星が降る夜は 月も微笑み 
 目を閉じて君を抱きしめ
 お姫様 王子様 
 踊るビギン あまく


<阿蘭陀>
 さよなら芸者ベイビー なつかしヨコハマ
 桜咲く夜の口づけ いつまでも忘れない 
 甘い恋の思い出
 スキヤキは君のお味 スキヤキは愛の味

 さよなら芸者ベイビー 春けきフジヤマ
 桜散る夜のお別れ いつの日かまた会わん 
 着物姿のベイビー


あらまぁ!なんと多彩な(苦笑)
芸者べいびー・・・あらら・・。

動画はダイアナキング嬢の英語版を♪
日本公演のライヴかしら。
2分40秒くらいから日本語、ニュアンスまですばらしい♪



「ことば」というのは
誰にでも伝わるので便利で
誰にでもわかってしまうから不便

そこで、うたから言葉だけを切り離す。
そうして「おと」だけになったうたは自由に羽ばたき
「言葉に出せない意思表示」のために使われたり
同胞だけに通じる「暗号」のように使われたり。

そういったことも歴史上、よくあったのですよね。
もっともそれには
「言葉とおなじほど、楽器がものをしゃべる」
ということが自在にできるだけの技術が必要なわけで
誰にでもできることではないですけれど。

そうした「意図的な無言歌」として
音源が残る時代での「典型例」は、やはりこれでしょう。

チェリスト バウ・カサルス(パブロ・カザルス)による「鳥の歌」。
これこそ、そういった「無言の意思表示」の白眉でしょう。
そんな彼に敬意を表してあえてカタロニア語読みにてご紹介します。

バウ・カサルスによるスピーチと演奏
「鳥の歌」国連にて

【スピーチ聴きとり御手製翻訳】
 「公共の場ではほぼ40年の間演奏していません。そろそろ弾かねばならんなぁと思います。
  ではカタロニアの民謡のから小さな歌を演奏しましょう。
  『鳥の歌』という曲です。鳥たちは空で、いえ宙で、歌いますね。
  彼らが歌うのは“Peace, Peace, Peace”(平和、平和、平和)という歌なのです。
  そしてそれは、バッハ、ベートーベンそして全ての偉人たちが賞賛し愛した音楽そのものなのです。
  それはとてもとても美しい。
  そしてその美しさは、わたしの国カタローニアのこの古い小さな歌にも、同じように生きているのです。」

(動画リスニングのみの音夢鈴迷訳です。こちらにもつっこみ・ご指摘大歓迎です!)

さて、この鳥の歌には、当然
カタロニア語による歌詞があるわけです。
「1番のみ」ですがWEB上で見つけ出しました。

「鳥の歌」カタロニア語
En veure despunntar
(アン ベウラ ダスプンター)
el major lluminar en la nit mas ditxosa
(アル マジョー リュミナー アン ラ ニッ メス ディチョーザ)
els ocellets cantant
(アルス ウセリェッツ カンタン)
a festejarlo van amb sa veu melindorosa
(ア ファスタジャールル バン アン サ ベウ マリンドゥローザ)

( )内のカタカナはWEBでみつけた「読み方」です。
カタロニアの方に読んでもらった聴きとりということですが。
スペイン語および周辺少数民族語にお詳しい方。
つっこみ大歓迎でございます!よろしくお願いします!

【原語の大意(お借りしたもの)】(クリスマスキャロル)
  至上の夜に 気高き光が 大地をあまねく照らす
  鳥達は集まり、甘美な声で祝い 歌を歌う。
  鳥達は歌う 
  「イエスが生まれ、我らは罪から救われ、喜びを与えられる」

この原語の「訳詞」としての日本語歌詞は
たくさんあるようですが、あえてこちらを。

ひとりの歌手のために作られた歌としての「鳥の歌」です。
(TV番組で該当曲は6:53くらいからです)
3・11の慰霊のためにも各地で歌われていたので
ご存じの方も多いかもしれませんが。。。


さて。言葉をとりもどした歌。
やはり、とてもとても魅力的ですね。
じゃあ、言葉をもたぬ楽師のできることって?
と、折にふれて考えます。

心に浮かぶ言葉をあえて封じて
「おと」そのものの力を信じて
「言葉なき鳥の歌」を歌うことをやめない。
一方で
この世界の中のどんな「おと」にも
なにかしら言葉を感じてしまう
(妄想してしまう?苦笑)

いやはや。
楽師って、どいつもこいつも(あれ?私だけ?苦笑)
なんとも「不可思議なイキモノ」ですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、では「おまけ」です。
(今回はどこからがおまけなんだか・・苦笑)

もっとも最近の記憶ですと、この曲!
逆輸入的にもりあがりましたね~♪

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No title

カザルスの鳥の歌  これを聴くたんびに 全身浄化される気持ちになりますねー (長続きしないのが・・・・(-_-;))
アメリカ風スキヤキ 初めて聴いたけど、めっちゃ ええです これも浄化
オランダ版スキヤキ、なんだか バタフライを連想しますわ  これは ドウカと思う

「彼女の顔も肌も、おんなじゃなかった」 えー~ ペレロペって オカマ だったなんて びっくりしました~へーっ

Re: No title

ぶらちぇオーパさま♪

まいど~♪
ジョウカ・ドウカ・・・・・・さよか・・・。
とぼけたらよろしいでっしゃろか?(にーんまり)
カザルス。
音程も音の伸びも、たいがいになってますやん。
それでいて、時折
思いもよらない深い響きがふっとわき出す。
すごいなぁと思います。

さて・・・ペネロペの「訳」ですが
こちらも「某所より借用」ですので
私、スペイン語はまったくわかりませんし
なんとも・・なのですが

「おんなじじゃなかった」の「じ」がぬけた?
と思ったりもしますが
とにかく「若き日の彼女ではなかった」
という意味でしょうね。

どっちにしても、「オカマ」って・・・
そんなところで、びっくりせんでもええですやん(しょぼしょぼ)
くろねこ時計
プロフィール

音夢鈴ーねむりんー

Author:音夢鈴ーねむりんー
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なりわい:鍵盤屋
     (ぴあにすと)
生息場所:音の棲む場所 
     
基本クラシック奏者。
時として企画者。
あるときは脚本書き
たまにさすらいの吟遊詩人
気がつけば
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しかしてその実態は!!!!
・・・銀猫同居人である。

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